有名ブロガーさんに便乗して。

山崎俊輔さん:有名投資ブロガーが激怒した「勉強不要の投資デビュー」はありかNGか
https://news.yahoo.co.jp/byline/syunsukeyamasaki/20180330-00083314/

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさん:「勉強不要の投資デビュー」という珍妙な意見を熱弁するFPへの反論
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-3402.html


なんかちょっとヒートアップしちゃってますが、私も何度かネタにさせてもらってる話題でもあり、ちょっとだけ便乗させていただいて。
手っ取り早く注目集めるには著名ブログに抱き着くに限りますw



まず議論の前に「激怒した」って勝手に書いて煽るのはマナー違反じゃないかな、とは思います。
水瀬さんも明らかに不快感を感じておられますし、そこが無駄にヒートアップした一因ではないかと。



ただ、二つのコラムを読み比べてみて、正直、私は山崎さんのコラムの方に共感を覚えました。



究極的には山崎さんの言うように、スキーなんかと同じで「まずやってみる」でいいと思っています。


実際に株式投資に取り組んでいる私たちにはなかなか実感ないかもしれませんが、「実際に口座を開設する」って、けっこうハードル高いんです。
「まず勉強」してるうちに「なんか難しそう・・・」とか「今、手持ちのお金が少ないんでまた余裕ができたら・・・」とか、なんだかんだで何もせずに終わってしまうことって、めちゃくちゃ多いです。

私の周囲でも話の中で「よし、私もやってみよう!!」ってなった人の中で実際に行動に移せた人って1割にも満たないです。



鉄は熱いうちに、、、ではないですが、「やってみよう」と思ったなら気が変わる前にまず口座開設して一歩踏み出してしまえばいいんです。


せめて本一冊くらい・・・というのは分かりますが、その一冊だけで、果たしてどれほどのことが学べることか。
習うより慣れろ、と言いますが、実戦で得られる知識・経験は本の比ではありません。
そして、同じ一冊の本を読んでも、実戦での経験があるのとないのでは吸収の度合いがまるで違います。

「まず本を読んで勉強する」ことよりも、「少額で、レバレッジをかけない」ことの方がよっぽど大事です。



"「レバレッジなし」「はじめは少額で」という山俊氏が提唱する最低条件でさえも、それはしょせん、投資を知っている者同士の申し合わせ程度の意味しかありません。投資の勉強をしなければ、知るよしもないわけです。"(引用)

というのはすごく違和感ありました。

そこは「投資の勉強をしなければ、知るよしもない」ってことはないでしょう。
むしろ一般常識の範囲じゃないでしょうか?


私は興味を持った知人・友人には本を紹介するよりも
「まず月1万とか2万とか、無理のない金額で始めてみたら」
って言ってます。
本を読むばかりが勉強ではありません。

先日も
「とりあえず予算50万くらいで始めてみようと思ってるんだけど・・・」
って友人に
「最初から50万全部突っ込んじゃダメだよ。損も失敗もしながら経験を積んでいくんだからまずは端株1万円買いとかでちょっとずつね」
ってアドバイスしたばかりです。


少額で、実際に始めてみる方がよっぽど身につくものは多いです。

もちろん本と実戦は二者択一ではなく、どちらも必須なのは言うまでもないですけどね。




水瀬さんが株式市場を「戦場」に例えておられるのも、ここでは全然違うように思いました。
反論のための反論になってしまっていないか、と。

株式市場がある意味「戦場」であることを否定する人はいないでしょう。
でも、この文脈ではどうなんでしょう?

毎月1万とか2万で、レバレッジなしでの実戦にどれほどの危険があるでしょうか?
むしろ戦場へ出る前の訓練段階でのサバゲくらいの話じゃありませんか?


「これから投資を始める方には、無用な辛い思いをしてほしくない」
というお考えは素晴らしいですが、私は逆に
「大いに痛い目に遭い、辛い思いをすればいい」
と思ってます。
その経験こそが最大の勉強ですから。

大切なのはそこで深傷を負わないこと、致命傷を負わないこと、要するにそこで退場に追い込まれないこと。
そのためにこそ
「無理のない少額で、レバレッジをかけずに」
なんです。



別に勉強が不要、と言ってるわけではないはずです。

あくまでも最初の一歩として、「まず始めてみるのもありだよ」って言ってるだけの話です。
最初の山崎さんのマナー違反にむっとしてしまわれたのかもしれませんが、水瀬さんの反論が冷静さを欠いてしまっておられるように感じました。
(「いや、山崎さんそこまでは言ってないですよ」的な)


「まず本で勉強してみる」
「まず1万円だけでも実際に投資してみる」

実際に口座開設までたどり着かない、行動に移せない方が少なくない中、この二つを比較してみれば。

私は「まず実戦」は多いに「あり」だと考えます。
(というか私は知人には確実にこちらをお勧めします)






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