TV番組ネタ。

BSの経済フロントライン、本日の特集は売り手市場の新卒学生就職戦線。

残業時間などの労働条件を重視する学生が増えている、というお話しです。

「就職する企業がホワイトかブラックか、というのはすごく気になる」
ホワイト企業でなければ一生働き続けられない」




以前にも似たようなことを書いた覚えがありますが、私はこの手の発想には全否定に近い感想を持ってます。
正直、アホちゃうかと思ってしまいます。
ま、社会経験のない学生だし仕方ない面はあるんですが。



「一生働き続けられる会社」
って、その第一歩から豪快に間違えてると、個人的には思います。

終身雇用の時代はもう終わりました。
一つの会社に自分の人生をゆだねるなんて、リスク高すぎます。

東電だってシャープや東芝だって、「お堅い、少なくともつぶれることはない会社」と思われてたはず。
新卒から定年まで約40年、そんな先のことなんて誰にもわかりません。


就職したら、まず一刻も早く「いつでも辞められる状況」を築き上げる努力をすべきなんです。
その上で、その会社、その仕事が気に入っていれば、そのままそこで働き続ければいいだけの話。
あくまでも、自分の意志、自分の選択で、ね。
「この会社にしがみつくしか選択肢のない状況」は絶対に避けるべきです。



例えば、資格や経験、スキルの習得。
その会社を辞めてもすぐに次の就職が見通せるレベルの武器を持てば、怖いものはありません。
あわせて、次の就職まで食いつなげる貯金の蓄積。
そして、その会社の給与収入だけに頼らない、別口の副収入の確保。
株の配当金、不動産投資からの家賃収入、あるいは週末起業。
仕事を辞めても食べていけるレベルの副収入でなくとも、仮に月5万円でも自分独自の収入を抱えていれば、人生の選択肢は大幅に広がります。


例えば宅建とか警備員指導教育責任者とか、すぐに直接お金に結びつく資格をいくつか取得して、年収程度の貯金を抱えて、1千万程度の株から配当&優待で年50万円程度の収入、そして300万程度の築古ボロ一軒家を50万円程度の最低限のリフォームで月3万5千円くらいで2〜3件まわして、とか。

このくらいまで行けば少なくとも将来にわたって食うに困ることはないはずです。
お気楽なアルバイト生活でも副収入とあわせれば十分やっていけますし、あるいは引き続き社員として頑張りながら、副収入だけで十分やっていけるレベルを目指したっていいでしょう。
株も不動産も、引き続き拡大していけるでしょうし。
極端な話、年金制度が破綻したって自分の生活は破綻せずに済むはずですよね。



もう会社も国家も、自分を守ってはくれません。
自分の身を守ってくれるのは自分だけです。


・・・・って言うと厳しいことを言ってるように聞こえてしまいますが、逆に言えば今はそれが十分可能な時代になってるというのも事実。

株も不動産も投資環境が大幅に整備され、小額から投資できますし、必要な情報はWEB上からいくらでも無料で拾ってこれますし、起業に必要な資金も昔より一ケタ少なくなりました。
格安スマホ一つあれば、かなりのことができますしね。


自分でやるしかない、でも自分でやるにはめちゃくちゃ有利な時代。

そりゃぁやるしかないでしょ、って感じです。
こんな(ある意味、恵まれた)環境に生まれて、貧困とかワープアとか、アホちゃうかと。

貧乏が辛いなら金持ちになればいいやん、ってだけの話です。



・・・・無名ブログで良かった(汗)。
有名ブログでこんな発言したら即、炎上しますよね。


ま、結論から言うと、アレです。





本日の経済フロントライン。


経済番組で森永卓郎がゲスト、って時点でもう説得力ゼロなんだよ、とw



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