年末駄文。

年末ですね。
令和の新時代が始まって最初の一年が終わろうとしております。


過ぎ去った平成の30年を振り返ってみますと。

バブル崩壊以降の失われた30年、とか、その間、全く成長できなかった日本経済、とか、ネガティヴ路線で語られることがほとんどですよね。

自分自身に関しても、就職氷河期ド真ん中世代なワタクシ、バブルの恩恵には1ミリもあずかれず。
就職戦線で敗れ去ってバイト生活から始まったり、ブラック企業からブラック企業を渡り歩き、そこまでブラックでもない企業にたどりついた・・・と思ったら業績悪化でそこも超絶ブラック化したり。



でも。


客観的に振り返ってみると、平成の30年って、個人的にはめちゃくちゃいい時代だったな、って気もしてます。

いろんな社会問題が表面化してきた一方で、劇的に良くなったことも実は大量にありますよね。



端的にいいますと、投資とか起業とか、「自分の頭で考えて、自力でやっていく」系の人たちにとって30年前には考えられなかったような、夢のような社会になってきているのではないかと。

裏を返せば、それは即ち旧来の「いい学校を出て、いい会社に入って定年まで働いて老後は年金生活」っていう生き方が明らかに時代にあわなくなってきているということでもありますが。
(それに気づかずにそのままの生き方を追求した結果、いろんな困難に直面している人も多いですよね)



投資関連でいえば、株やFXの手数料が劇的に安くなりましたし、投資対象もけた違いに広がりました。
投資信託も手数料・投資対象ともに同じくです。

30年前に今の私のPFを組もうと思えばいったいどれほどのえげつない手数料が必要になったことか。
(というかそもそも30年前には投資することすらできなかったものもいくつも入ってます)


不動産投資に関してもさまざまな情報が簡単に無料で手に入るようになりましたし、様々な投資手法やコスパの高いテクニックも次々と生まれ、不動産投資に参入するハードルは劇的に下がりました。
不動産投資に関してはまだまだ若葉マークなワタクシですが、そんな私の知識レベルも30年前ならかなりの情報優位な位置につけられていたはずです。
(ス○フの営業さんを瑕疵担保完全免責・手○料マシマシ・タ○ボOKの現地即決買付で・・・・なんて、今なら誰でも知ってる手法も30年前に駆使してる投資家なんてまずいなかったでしょ、知らんけど)



起業に関しても、また必要な金額も大きく下がりましたし、手続きも簡略化されました。
なによりもネット環境の整備が進み、各種業務の代行業者などいろんなことを丸投げできるようになり、またスマホの登場も大きな要素。

起業のハードルもまた、30年前では考えられなかったレベルまで下がってきています。
独立起業、までいかなくとも週末起業とかお小遣い稼ぎ、程度の収入を得られるツールもかなり充実してきました。
ヤフオク・メルカリ・アマゾンせどりetc....


今の日本って、誰でも1千万、2千万程度のお金は余裕でつくれる、誰でも這い上がれる理想社会になってるんですよね。
もちろん問題は数えきれないほどありますけど、でも階層が固定されることなく、誰でも上にいける社会、って、それだけで素晴らしいです。

極端な話、中卒コンビニバイトでも深夜勤務に2件掛け持ちでがっつり働いて生活切り詰めれば1千万なんて5年もかからずにつくれます。それをリーマンショックみたいな時期に全部株に突っ込んで、アベノミクスで一部利確した金でボロ戸建てを安く買って賃貸に出せば、たちまち自分一人の食いぶちくらいはどうにでもできる副収入のできあがりです。


ま、そこまでストイックに全てを突っ込まなくとも、無理のない範囲でしっかり節約して、毎月の収入から一定額を貯金し、一定額を端株で割安健全財務な高配当株に投入するだけでも、時間を味方につけて長い目で蓄積が積みあがればそれなりの果実は得られるはずです。


CMB内田さんの「生活が苦しいなら金持ちになればいい」って、一部の方からは大ひんしゅくでしょうけど、まさにそういうことなんですよね、今の日本は。

こんな社会に生かせていただけることに感謝しつつ、こんな社会を築き上げてくれた先人たちに感謝しつつ。

楽しくのんびりと投資生活を継続していけたらいいなー、なんて思っております。







株主優待ランキング