世の中、狼とカモがあふれております。

昨夜のWBSによりますと。

外貨建て終身年金保険なるものが販売を伸ばしているそうですが。

コメンテーター氏のコメントにずっこけました。

「実はこの保険、為替変動によって将来の受取額が減ってしまうリスクがあるのです。」


・・・お前は一体何を言っているのだ?(汗)





為替リスクのない外貨建て商品なんてあんのかよー

って言ったらきっと

「ハイ! 安心の為替ヘッジ付!!ただし手数料の塊みたいなゴミ商品w」(ドラえもん風)
とか言われるんでしょうね。



ま、このレベルの人たち相手に販売活動頑張ってます、、、ってことは理解しました。





先日もN村証券さんで70歳超のご老人相手に数千万の損失(うち1/3が手数料w)負わせるトラブルが話題になってましたよね。

銀行さん・大手証券会社さんの姿勢が変わる事なんて基本的にありません。
ここは性善説で無邪気に構えてるとカモられるだけ。

自分の身は自分で守るしかありません。



自分でしっかり勉強して、最低限の知識は身につけて。

できることなら損してもいい少額で、実際に経験を積んで。


退職金受け取ってから慌てて運用を考えても遅いです。





・・・って言いたいところですけど、逆に遅くはありません(どっちやねんw)


まず勉強&経験を積んでからでなければ、まとまった金額の運用は無理です。

投資未経験のまま退職金受け取りまで来てしまった人は、とりあえず定期&個人向け国債で安全運用しつつ、本やブログで知識を強いれつつ、毎月2万とか無理のない金額で3〜5年くらい実際に経験を積んでみるべきなんですよね。

もちろんその勉強&経験は、定年前にできるだけ早く、そしてできることなら若いうちからスタートしておく方が絶対にいい、というのは言うまでもありませんが・・・




さて、話変わりまして。



3年前まで働いていた会社の元同僚と久しぶりに呑んできました。

いろいろと懐かしい名前や現在の会社の状況なんかを聞かせてもらい、昔話に花咲かせてましたが。



本当にお世話になった先輩が、激務に体を壊し、少し精神も参ってしまって退職された、と聞きました。
正直、ちょっと心配していたんですが、ホントにそうなってしまってたというのは何というか。。。

真面目で責任感が強く、適当に手抜きすることのできない方でしたので。。。



今でもはっきり覚えているのは、その先輩に助けてもらった時のこと。

商品にラベルを添付する作業があるんですが、このラベルの貼間違いがなかなか減らず、社内でも問題になってまして。

50入が100ケース・・・と思いきや、1ケースだけ40入があったのを見落としてそのまま貼ってしまったり、とか。
似たような商品名で秀2L80cm100入とか、チェックする項目が多い上に各出荷者ごとに「秀・優・良」だったり「A・B・C」だったりと等級表記や箱の記載もバラバラで、それでいて出荷時間までに終わらせないといけないためにゆっくり確実にチェックしながら作業する時間的余裕もなく。

で、どうしても間違いが発生してしまうんですが。

その間違いが前年比で減らないどころか増えてる。どうすれば間違いをなくせるのか・・・というのが会議の議題になった時のこと。


「そりゃぁ前年と比べて出荷時間が2時間早まって商品量が2割増えて人員を2割削減されたんだから間違い増えて当たり前でしょ。間違いゼロなんてできるわけないっしょ(てか、バカなの?w)」

という主旨をオブラートに包んで紳士的表現(?)で述べた私の発言が上役の皆様の大ひんしゅくを買いまして(汗)。
集中砲火の吊し上げ状態になった時に、普段温厚なこの先輩が猛烈に上役にかみついて助けてくれまして。


今でもその時のことは本当に感謝してますし、それ以外にもあれやこれや、助けてもらったことは数知れず。

応援するJリーグクラブのJ1昇格決定戦で繁忙期に平然と半休とって国立競技場まで遠征してきたり、ブラック企業で誰も有休を申請できない状況で私だけW杯決勝観戦のために有休出したり、クレーマー客に暴言吐いちゃったり
(「社長に直接言うぞ!!」に「あぁ、じゃぁそうしましょう、あとは社長と直接話してください」って電話ガチャ切りしちゃいましたw)
と、およそサラリーマン適性に欠ける私を部下に持って余計な苦労をすることも少なくなかったと思いますが。


一度、その先輩に
「Tさん、投資とかもちょっとは考えた方がいいですよ。
有休もとれないわ定時もあってないようなもんでサービス残業ばっかりだわ、この会社で無策に定年まで、って正直、かなりヤバいですよ」
的な話はしたことがあるんですが、

「いやーそういう難しいことはよく分からんし、住宅ローンが終わってからまた考えるわ」
と。。。



何かしてあげられることはなかったのかなぁ。。。 と、思わずにはいられませんでした。

ま、実際には難しいんですけどね。




改めて、会社に人生を依存するリスクを痛感してしまいました。

もともとはそこまでブラックな会社でもなかったんです。


業績が傾くにつれ、残業が上限3時間になり、2時間になり、月間10時間になり、上司の認可制になり、完全サービス残業制wになり、休日出勤手当もなくなり、作業量は増え、人は減り、有休はとれなくなり。。。。


配当金収入と副業を抱えてさっさと逃げだした私。
ただ耐えるしかなかった先輩。


いろいろと考えさせられます。


先輩が、新たな職場でうまく再出発できていることを本当に心から祈ります。。。







にほんブログ村