他人の不幸は蜜の味。 そだねー。
株式市場は今イチ、方向感の見えない展開が続いています。
知人・友人(皆さん株は初心者)には「今、がっついて買いに行ったってしゃーないで。暴落を待って買うんや」って言い続けてたことから「今って買い時?」的な質問がよく飛んでくるようになりました。
ま、一頃2万4千円とかだった辺りから考えればプチ暴落と言えなくもないのかな?
でも、当然ながら全然違うんですよねー、私が言ってんのは。
他人の不幸は蜜の味。 ってよく言いますけど。
まだ誰も不幸になってない、この程度の下落なんて「暴落」とは言いません。
やっぱり誰かが不幸になる、不幸になる人大量発生なレベルじゃないとw
えぇ、株でも不動産でも、本当に美味しいのは死者が出始めてからというか。
他人の死肉を喰らうのが美味しいというかw
投資の世界は焼肉定食、じゃなくて弱肉強食です。
マネックスのレポートで「日経は3万円を目指す」なんてのを見かけましたけど、あんなのを真に受けて信用買いとかしてる人のことを考えてみればわかりやすいです。
日経が2万円割れ
日経さらに下落
⇒「さらなる押し目チャンス!!日経が元の水準に戻るだけで大儲け!!」とさらにナンピン買い。
日経さらに下落
⇒「もう資金余力ないけど、ここは最後の力を振り絞って勝負!」
(さすがにもう底だよね、きっと反転するよね、ていうかお願い神様・・・)
日経さらに下落、追証発生
⇒「仕方ない、この貯金は投資に回すつもりはなかったけど背に腹は代えられん、追加入金で勝負!!」
日経さらに下落、追証発生
⇒「うぅ、この資金は子どもの大学進学のための積立だけど・・・ いや、きっとこのお金が必要になる5年後までには反転してくれるはず。。。」
⇒さらなる追証発生、支えきれずにロスカット&ゲームオーバー・・・
⇒こんな人が続出し、売りが売りを呼んでさらに下げが加速。。。
ここっすよ、ここ。
こういうところで、
「ではでは、及ばずながらワタクシめが謹んで買わせていただきます♪
アナタの大事なお子さまの学費の成れの果てを、5割引きでw」
って言える人が投資の世界で勝てる人。
別に今、儲からなくたっていいんです。
詳細な企業分析で高い運用成績をあげておられる凄腕の投資家さんも大勢おられますが、そんな銘柄選択眼がなくても全然問題ありません。
要するに今しっかり貯金しておいて、こういう他人の死体を美味しく喰い荒らすハイエナスタイルに徹すれば負けることはないんですから。
アベノミクス以降に株式市場に参戦してこられた皆さん、あちこちでいろんな「億り人」さんの成功体験・投資手法を一生懸命勉強して、この戦場で勝ち抜き生き残る術を模索しておられたりすると思いますけど。
別にそんなところで命を削って戦う必要はないんです。
戦場にいるからってクソ真面目に命の危険を冒して戦わなくたっていいんです。
林の木陰に身を隠してこっそり戦いの行方を傍観し、戦いが終わった後で誰もいなくなった後で、死体の金品を漁る方が、安全で楽に勝てる、、、 って、そんな発想もありなんだ、ってこともちょっと頭の片隅に入れておくと幸せなことが起こるかもしれませんよ。
他人の不幸は蜜の味。
ま、テキトーに端株1万円買いとかでお茶にごしながら、のんびり待つとしましょうか。