超割安高利回り? 〜不動産銘柄。

四季報チェック中です。

とりあえず1/3ほどチェックを終えての感想として、「不動産銘柄にパッと見の魅力を感じるものが異様に多い」と感じます。

PER一桁で配当利回り3%とか4%とか。
下手すればそれに優待もついてくるとか。

業績も絶好調で、来期・再来期と順調な右肩上がり&大幅増配予想になっているものも少なくありません。
まぁアベノミクス以降、不動産や建築関連は絶好調ですし、当然といえば当然なのかもしれませんが。

問題は業績の伸びに株価が追いついていないこと。
それによって、「パッと見の魅力に満ち溢れた不動産銘柄」が増えてきているんでしょう。

これは果たして何を意味しているんでしょうか。


「業績絶好調で株価はそれほどでもない、つまり株価が業績に追いついていない。
これは大チャンス!! 不動産銘柄をいろいろバルク買いしとけば簡単に大儲けやん!!
高い利回りを享受して、適当に値上がりしたらキャピタルゲインもGETして!!」


・・・・なんて無邪気に思えるほどワタクシ素直な性格に生まれていません(汗)



私はアベノミクスには懐疑的・・・というよりむしろ否定的です。
今の日銀がやっていることにも正直、かなりの疑問、というより恐怖すら感じています。

そんな中で融資ジャブジャブ審査ユルユルで超低金利

サラリーマン投資家が経験もスキルもないのに地方の一棟マンションをフルローンで買い漁り、ちょっと都市部になれば平気で6%とか7%なんていう意味のわからない利回りの物件が平気で取引されている現状。
相続税対策とやらで十分な需要があるとも思えない地域に狭い1ルームアパートがバンバン新築されて。
終身雇用も名ばかりとなった今時、「超低金利の今こそまさに買い時!!」とか叫びながら35年ローンとかで自宅を購入する人が後を絶たず。
(ちなみに私の後輩も年収300万の身で2千万強の一戸建を1割にも満たない頭金で購入してました)

こんな状況が果たしていつまで続くのでしょうか?


・・・っていう危惧をお持ちの方が確実に増えてきているからこそ、株価が業績に追いついていないようにも思えます。



個人的には、不動産関連への投資はしばらく慎重になろうと思ってます。
むしろ現在保有している銘柄の中で、不動産関連を少し絞っていくつもりです。


というか私自身が不動産投資しちゃってますし(汗)
株の方はもっと不動産から距離を置かないといけません。



言い訳するなら私の場合は全額自己資金で、土地値以下で購入できる物件に限って投資してますのでそこまでリスクが高いわけではないと思ってるんですが。

まぁ「大きな危機が発生した時には何と言ってもキャッシュ最強!!」なのは間違いありませんし、その準備が今の私は全然できてません。
てことでとりあえず当面、超緊縮財政で頑張って貯金を積み上げていこうと思っております。