リスクの意味。

自分が不動産投資を始めたせいもあるのか、最近、不動産投資関連の広告を目にする機会が増えてきた気がします。

「株やFXと比べて値動きも穏やかで、毎月家賃収入もあり、リスクが低い投資」
「定期預金や国債をローリスクローリターン、株やFXをハイリスクハイリターンとするなら、不動産投資はその中間のミドルリスクミドルリターン」

こんな言葉を耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。


実際に自分でやってみて、これらの言葉にはめちゃくちゃ違和感があります。
「リスク」って言葉を、短期間での値動きとか、ごくごく限定的な意味でとらえすぎてるように思えまして。

ぶっちゃけ、どんな値動きの荒い投資だろうが、掛け金が低ければそれは自分にとって「低リスク」なんですよね。
だって一番最悪なクソ裏目引いたところで、自分の生活は全く破綻しませんし。


その意味で言えば、不動産投資って、掛け金の高さですでに十分ハイリスクなんですよ。
銀行預金10億とか持ってるような人は別として。

ましてや最近はやりの「一棟ものマンションをフルローンで」とか、もう十分すぎるくらいハイリスクでしょう。
「投資」の名に値しないレベル。
だって自己資金で賄えないレベルの投資対象に、借金して全力一点買いで頭から突入していくわけですから。

個人的には株の信用二階建ての方がまだリスク低いんじゃないかと思うくらいです。



私は株の方が本業(?)であることを差し引いても、株と不動産のリスクの位置づけが世間さまは豪快に間違っておられるんじゃないですかねぇ。
私にはどこをどう考えても、株の方がリスクは低いように思えます。

「値動き」に限定すればそりゃぁ株の方が簡単に半値になったり2倍になったりしますけど。



割安で財務鉄壁・安定業績の高配当株を数十銘柄に分散投資してそのまま抱えておくのって、正直、そこまでリスク高いという気がしません。
端株であれば投資金額も限られますし、しかも現物買いのバイ&ホールドであれば、その投資金額が損失の上限ですからね。


てことで世の中の
「株やFXみたいなハイリスクなものじゃなく、もう少しリスクの低いもので投資ってやつをやってみたい」
という自己啓発中サラリーマンの皆様におかれましては、端株投資をお勧めする次第です。


ていうか不動産投資って、正直「ハイリスクローリターン」だと思うんですけどね。
個人的には。

株と比べてグレーな部分が多いというか、自分でごにょごにょできる余地が大きいんでそこをうまくやればリターンをハイリスクに見合ったレベルまで引き上げられる、ってだけで。
自分で相当勉強して情報(及びいろんなノウハウ・スキル)を取りにいかないと、このジャンルで成功するのは難しい気がします。

いろんな交流会で教えていただいた、すでに成功しておられる凄腕の先輩投資家の皆さんの裏話・裏技のあれこれはホントにすごいというか、絶句してしまうレベル。
もちろんここに書けるはずもないような話ですが。

一例として
「大手のS不動産が○○して△△してる物件に、◇◇を□□にするという条件で飛び込んで、担当者にも裏から■■をつけてGET!!」
とか、こんなのホンの序の口。
(全く意味わからないと思いますが、実際にやってる人が見ればこの文章で「あぁ、アレのことね」って分かります)