マイナス金利突入あれこれ。

いよいよ日本もマイナス金利の世界に本格突入しました。
さっそくこんなところに影響が出ています。

「個人向け10年物国債、募集停止」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H64_S6A200C1EA1000/

個人的には、今の状況にかなり危機感は感じています。

数年内に国債暴落とかハイパーインフレ、とまでは思っていませんが、ここまで無茶すれば「全く想定外の事態」が起こる可能性はかなり高まってくるのかな、とか。




まぁ怖がってばかりいても仕方ありませんし、投資家たるもの、常にポジティブ&楽観派な一面も持っていなければいけません。

そしてもう一つ、投資家に必要な要素はひねくれ者要素。
いわゆる逆張り視点。
世間に流されない、自分独自の発想がなければ投資家家業は成り立ちません。


今回、私が着目したのはメガバンク
マイナス金利の影響を受け、叩き売られている銘柄群の代表格です。

確かに国内での事業環境が厳しくなる面はあるんでしょうが、一方でこれから世界の経済成長を引っ張る有力地域の一つ・東南アジアで積極的な投資に踏み込んでいるメリットも。
そこには日本のメガバンクをひいきにする優良顧客、つまり現地に進出した日本企業が数多くひしめいています。
その数は今後もさらに増えていくことは確実です。

その点に魅力を感じ、私はずっとメガバンクへの投資のチャンスをうかがってきました。
今回は待ちに待ったそのチャンスである可能性があります。

もちろん言うまでもありませんが、リスクも当然につきまといます。

しかしそうは言っても今の株価水準。

例えば
三菱UFJ銀行(8306)がPER8倍、PBR0.6倍、配当利回り3.3倍。
三井住友FG(8316)がPER7倍、PBR0.6倍、配当利回り3.8倍。

株価が下落して含み損を抱えても、「時々軽くナンピンを繰り返しながらぼーっと放置プレイ実施」のスタート地点としては十分なあたりにまで来たかな、という気がしています。

もちろん10万とか20万レベルでのナンピン買い連発は零細個人投資家の資金力では厳しいでしょうが、そこはやっぱり貧乏人の味方・端株買い。
10回ナンピンしても10万円強の資金投入にすぎません。



実はUFJ銀行には2年くらい前から投資を初めていまして、保有株は60株を超えており、2017年3月までには優待をもらえる100株到達を目指していまして。
今回、いい機会と見て少し多めに買い増し、100株保有にしてみました。

まぁすでに十分な含み損を抱えている、という言い方もできますが(汗)

あと2〜300株くらい持ってみてもいいかな、と思ってますので、さらに下に行けばまた少しずつ買い増していくつもりです。
もちろん、買いたい銘柄は他にいくつもありますので、買い付けペースは年100株にも満たないのんびりペースになりますが。



ていうかよく考えたら私、銀行以外にも商社とか原油メジャーとかエマージング投信とか、けっこう全力で逆張りしてますね(汗)