年金運用7.9兆円マイナス!!  ・・・についてのTV報道。

本日は久しぶりの休日。

先週末の録画番組を流し見していたんですが、その中でちょっとあまりにひどい内容があったので一言だけ。

TBSの某ジャイアンツOBが「喝!!」とか叫んでるあの番組です。
スポーツのコーナーが終わり、時事のコーナーになって出てきた話題が例の「年金運用7.9兆円の損失」の話題。

コメンテーターを務めた大阪の某大学准教授の女性のコメントです。
(100%正確ではないですが、だいたいこんなニュアンス)

「一時的にでも損失が出たということを重要視すべき。
老後の資金を支えるのが株式運用とは。
大きく儲けるよりも元本を減らさないでもらいたい。
これでは将来、本当にもらえるのか不安になってしまう」

こんなレベルの人が大学で准教授やっててしかもTVで知識者面してしゃべってるという現実にめまいがしてきます。

もうね。

アホかと。
バカかと。

加速的速やかに西方浄土の彼方へ旅立ってしまえと。


一時的にも損失が出ない運用って、株式に限らず市場ってのは上がる時もあれば下がる時もあるのは当たり前の話。
下がった一時期を切り取って問題視することに一体何の意味があるんでしょうか。

上がる時もあれば下がる時もあって、で、長い目で見てトータルでどやねん、って統計とってみれば明快に株式を組み入れた方が有利、と結論はもう出てるわけです。
だからこそ、世界中どこの基金でも普通に株式をポートフォリオに組み入れているんですよね。

この歴史的低金利な状況下で、「元本を減らさない運用」で果たしてどれだけの運用益が期待できるのか。
別に大学教授になれるような知能がなくても、小学生レベルの知能でも理解できそうなもんですが。


これではいろんな意味で先が思いやられます。
ホントに第二のリーマンショックが来たらどうなることやら。

「国民の血税を株式市場というギャンブルに費やして無駄にした!!
 政府は責任をとれ!!」
とか民主党とか共産党の連中が大騒ぎして、世論の支持率ばかり気にする政権がひよって相場の大底で年金運用の株式組み入れ比率を大幅に引き下げる、とか、そんな悲しすぎる未来が目に浮かびます。

「あなたが売ったソコが底!!」

普通にありそうで怖いんですけどね・・・