こんな自作ファンドはいかが?

今日は四季報発売日でした。
さっそく買ってきて、保有銘柄の状況チェック。
いくつか新規の買付候補も見つかりました。

最近になってちょっと嵐が吹いた感もありますが、まだまだ高値圏の株価の中、買える選択肢はかなり少なくなってしまいました。
そんな中、個人的にいろいろと考えることもありました。

割安株のバイ&ホールド、という基本路線は昔から変わっていないものの、「永遠の超割安株」から「多少は成長力があってその割には割安」な銘柄への成長志向シフト(?)がここ数年の私の傾向でしたが、もう一度「永遠の超割安株」への回帰も考えてみるべきテーマなのかな、とも思ってます。

具体的にはこのアベノミクス相場にもほとんど無反応だったり反応薄だったりする、鉄壁の(?)割安株。
今なお、PER一桁、PBRは1倍割れで、鉄壁の財務と潤沢な余剰資金を抱え、高配当な銘柄群。
こういうのを端株積立で20銘柄ほど買い付けて自作ファンドを組成してみる、という投資アイデアはどうなのかと。

この手の銘柄はほとんど期待されていない分、例えば社長が代わって成長志向にシフトするとか、最近流行りのガバナンス云々で大幅増配とか自社株買いとか、あるいは村上ファンドみたいなのに狙われるとか、そういう何かのきっかけがあれば一気に株価は跳ねることになります。
まぁ実際にそんなことになるのは20銘柄のうち、せいぜい1〜2銘柄、よくて3銘柄、って程度でしょうが、その他の銘柄も株価の下落余地はある程度限られる上に毎年3%強の配当利回りがあるならば、最終的にそれなりの投資成果は期待できるのではないか、とか。


まぁそうは言いましても私の場合は一気にまとまった資金を投入することはありませんので、「ちょっとそれ系な風味の味付けをしてみる」程度の話なんですが。
例えば端株1万円買付で3回に1回くらいをそっち系銘柄にしてみたとしても、1万円ずつ20銘柄そろえるだけで1年近くかかってしまいますし、それが仮に成功して2倍になったとして、全体の運用成績に与える影響は1%にも満たないわけですしね。

とはいえ、買付選択肢の大幅に減ってしまった今、このアイデア自体はそれなりに有力なものなのかな、という思いは強くしています。