ギリシャはただの前振りだったりして・・・

まだまだドタバタは続きそうですが、相場はあまり暴落してくれる感じはなさそうです。
ある程度は織り込み済みだった、ってことですかね。

一方、本格的にやばそうなのはお隣・中国。

チャートはかなりのナイアガラな感じ。
まぁその前の上昇がむちゃくちゃだった、っていうべきなんだと思いますが。


そんな中、飛び出してきたのがこんなニュース。(http://www.nikkei.com/markets/kaigai/asia.aspx?g=DGXLAS0040003_04072015000000

「中国は日本の失敗をよく研究し、そこから多くの教訓を得ている」ってのはあちこちで耳にする話ですが、「政府が無理矢理株価を支えようとしてもロクなことにならない」っていう教訓は全く学べておられないようです。

基本的に落ちるものは落とし切ってしまえばいいんですよね。
政府が変に介入したりするから無駄に長引いたり事態があらぬ方向へ悪化したりしてしまうんで。


特に今回は誰の目にも明らかなバブルでした。

普通に考えて、大学生が借金しての株取引で学費や生活費を叩き出したり、新卒の貧乏社会人が同じく借金しての株取引で給与収入の数倍の利益を得てさっさと退職したり、とか、破たんするのは時間の問題でしたよね。
TVのインタビューで「もう普通に就職する気はない。働くよりも株の方が何倍もの収入になるし、これからずっとそれでやっていくつもり」とかのたまってる若者が出てましたが、もうね。

アホかと。
バカかと。

冗談抜きに、あの国の人たちには強烈な恐怖体験的なものを身をもって経験させた方が後々のためにはいいんじゃないかという気がしてなりません。


リーマンショックの時の銀行救済に対する批判の中で、「最後は政府が助けてくれる、となると、それをあてにしてフルレバレッジで頭から突っ込んでいくサルが大量発生しかねないから絶対ダメ」というのがありましたが、中国の一般民衆は間違いなくそんな「サル」の大群だと思います。
中途半端な救いの手をさしのべるべきではありません。


ちなみにアベノミクスに対する反応を見てみれば、日本も十分サルの王国だと証明されてしまったわけですが(汗)

中国政府の皆さん、アベノミクスの行く末もしっかり研究しといてくださいね。