賃貸? 購入? いやいや第三の道はどうですか?

ブログランキングのトップになっていたこの記事。

http://blog.livedoor.jp/taipon777/archives/8600110.html

両説あって永遠に結論は出ない問題ですが、「無難ではある」というのはうまい表現だな、と感心しました。

ただ、個人的にはこの問題、
「何でその二択なの?」
「その中間もあっていいんじゃないの?」
という意見です。

中間というか、「なんで『購入』は新築物件前提なの?」っていう疑問を持ってます。


例えば私はどちらかと言えば賃貸派の見解を持っていますが、その一方で自己所有マンション生活です。
基本、「賃貸の方が得」という主義であり、「ごく例外的に購入の方が得な場合がある」という考えで、その「ごく例外的」な条件がそろったことから購入に踏み切りました。


具体的には、まずこのマンションに住む叔父の部屋に一時下宿していたことがあり、周辺環境やこのマンションの管理状況を把握できている安心感があったこと。
築30年が経過していて、新築物件より一桁少ない価格で買えたこと。
購入額の50%を超える自己資金を用意できていたこと。
さらに強気な指値を入れて、「それで通らなければ買えなくて結構。別に今、買わなければならない理由はない」と強気な態度を貫いて、それが通ったこと。

などでしょうか。

叔父が新築で購入した時には4千万レベルだったそうですが、私が下宿していた築20年時点で1千万前後で別の部屋が売りに出ていました。
そして私が600万で購入したのが築30年時点で、そこから10年が経過し、現在、このマンションの取引価格は550万くらいとなっています。
築30年レベルになると、そこからの価格下落も緩やかになってくるんですよね。

今、自分の部屋を550万で売却したとすると、購入時にリフォームで150万くらいかけてますので、総費用750万で購入した物件を550万で売却する計算ですから、200万円で10年間賃貸したのと同じことになります。

ということは管理費・固定資産税等も含め、月3万7千円で3LDK物件を賃貸していた計算。もちろん敷金・礼金・更新料はなし。
明らかに賃貸よりお得ですよね。


築古物件というだけで毛嫌いする人は少なくありませんが、年収の数倍、35年とかのローンを組んでまで新築物件を購入するくらいなら、少なくとも築20〜30年レベルの物件を検討はしてみた方がいいんじゃないかな・・・・とは思うんですが。
ちょっとお金をかけてリフォームすれば、見た目新築同様な雰囲気に変えることは可能ですし。


賃貸でも購入(新築)でもない「第三の選択肢」。

健全な中古住宅市場育成のためにも、もっと世間で普通に検討されるようになればいいのに・・・ と思います。



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