チャイナリスク。

中国の反日暴動は政府が本格的に沈静化に乗り出したためか、一気におさまってきた感じ。
でもまだまだ予断は許しませんが。

イタリア領事館の車(トヨタ製)やカルフールサムスン、ロレックスまで襲撃・略奪を受けるにいたってはもう「反日」ですらないんじゃねーの、とか思ってしまったりもしますけど、まぁそこは中国ですから(汗)。
こう毎度毎度「日本側が折れる」ことを前提にまず思いっきり高めに拳を振り上げてみせる中共の態度をみてると、一回「日本はキレると怖い」ってとこを見せてみるのも悪くないかも、と思ってみたり。

もう向こうはレッドゾーン入りで日本側の対応に関わらずこれ以上の悪化は許容できないわけです。
であるならば、ちょっとこっちがアクセル踏んでみたらどーなるの? とか。

どーせ「近いうちに」政権交代するんだから自衛隊の常駐施設を建設するとか、ちょっと刺激的な既成事実を積み上げといて新政権が「いやー無責任で非常識な前政権がやったことだから・・・」とかね。


とりあえずちょっとしたことにも毎回これだけ面倒なことになるならもう小出しにせずにまとめて全部やっちゃえば? なんて思ったりもします。


ま、現実には不可能、っていうか半分以上ネタですけど。



ただ、この騒動で改めて耳にするようになった「チャイナリスク」という言葉。

「やっぱり中国になんて行くべきではない」「これからは東南アジアだ」的な論調にはものすごく違和感を感じます。


中国漁船衝突事件での船長拘束の際、枝野さんがこんなことを言っていました。
法治主義が通らない国だという大前提でお付き合いしないといけない」
「中国に進出する企業、取引をする企業はカントリーリスクを含め自己責任でやってもらわないと困る」

この発言には全面同意します。
枝野さんの唯一といってもいいまともな発言ですね。


チャイナリスクもまともに認識せず、無邪気にのこのこ出て行って大やけどをするような経営者では話になりません。

でも、その一方で、13億を超える人口を抱えて毎年10%近い成長を続けている大市場がすぐ隣にあるのにチャイナリスクを怖がって出て行こうとしない経営者はもっと論外だとも思います。

リスクをとってはじめてリターンを得ることが可能になります。
リスクをとらない企業の株に投資したいとは思いません。


現在保有中の企業の皆さんにおかれましては、ぜひこの逆境に負けず、積極的にリスクをとって頂きたいと思っています。



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