ダノンとヤクルト。 〜日経記事より〜

フランスの食品大手・ダノンがヤクルトの株買い増しを狙っている、と本日の日経新聞で報道がありました。

ヤクルトの乳酸菌事業の技術力をダノンは10年以上前からずっと狙っており、2000年にヤクルト株5%を取得、2003年には20%まで買い増して現在に至ります。
その間、合弁会社の設立など、海外での販売協力で提携することやダノンから非常勤取締役をヤクルトが受け入れる一方、ダノンはこれ以上ヤクルト株の買い増しはしない、ということで合意した経緯があります。

ただし、「これ以上買い増ししない」というのは期限が設定されており、この5月でその期限が切れる、とのこと。
当初、ダノンは35%までの買い増しを打診していたそうですが、ヤクルトが拒否したため、買い増しは28%までとどめる代わりに常勤取締役を受け入れることと提携の強化を要求、ヤクルトはこれにも難色を示している、と。

場合によっては交渉決裂からダノンによるTOBに発展する可能性もあるようです。



乳酸菌事業や新興国での販売網などに関しては私自身も高く評価しており、割安感は全くないながらも端株投資で少しずつ投資を続けていたんですが、やっぱり私でもわかるようなわかりやすい特長は他からも狙われてしまうんでしょうか。


ってことで、とりあえず週明けにヤクルト株を少し買ってみることにしました。
めちゃくちゃ短絡的ですが(汗)。



ダノンがTOBに踏み切れば、あるいはその可能性を市場が織り込めば株価の上昇が期待できる、ってのはまず一つ。

これには当然ながらリスクもあって、株価がその可能性をすでに織り込んでいれば、TOBの可能性が薄くなった場合に失望売りで急落、なんていう展開も十分にあり得ます。
ダノンがヤクルトを狙ってる、なんて昨日今日の話じゃないですし。

この手のイベント投資はギャンブル的要素が強く、だいたいロクな結果になりません。
特に私の場合、自分で言うのも何ですが、短期売買の才能はある意味、神の域に達していると思っています。

もちろん逆の意味で(汗)。
(私が買ったら暴落、売ったら急騰、なんて過去何度あったことか・・・)

なんだかんだで裏ではいろんなインサイダー的なこともあるでしょうし、素人は短期目線でこういうものに手を出すべきだはない、というのが私の考えです。



ただし、私のように端株投資でちまちま買い足していこうとしている人間にとってはまた話が変わってきます。

つまり、TOBが消えて急落、というド裏目展開では今後も買付を引き続き継続できる、しかもより安い投資額で、というメリットがあり、裏目裏目にならないんですよね。
むしろ私にとってはこれがベストシナリオと言えるかも。

竹田和平さんの言う「上がって良し、下がっても良し」ってヤツですね。



いつか単元株数に届いて優待品を受け取れる日を楽しみに、ちまちまと買い続けていける展開になればいいんですが。。。。




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