消費増税前の駆け込み需要って・・・。

消費税増税に関連し、住宅市場での駆け込み需要の話題をあちこちのメディアで見かけるようになりましたが。


普通に、常識的に考えてどうなんでしょうね、これ。



そりゃぁ高額のお買い物で消費税額も大きくなりますし、10%よりは5%の時に買った方がお得なのは当たり前。
ですが、それって物件相場とか他の要素が全く同一条件で、の話ですよね。


単純に考えて、株でも不動産でも、買いが殺到したところで自分も買いに入る、というのは多くの場合、高値掴みに終わります。
それに駆け込みの反動で大きく落ち込んだ住宅市場のテコ入れに政府も税の控除やら何やら支援を考えるでしょうし、不動産各社も大幅値引きや特典の充実など、販売強化に乗り出すでしょう。

それらを含めて考えれば、消費税率5%の差なんて簡単に消し飛ぶような気もするんですが。


仮にそれが差し引きイーブンだったとしても、「○月○日の期限までに決めてしまわないと」という焦りを伴った精神状態での物件選択(購入見送り、も含めて)で正しく冷静な判断ができるものかどうか。


やっぱり基本は「別にまた次の機会になっても構わない」という余裕の精神状態で、よっぽど納得いく物件に巡り合えた場合のみ購入、というスタイルを貫くべきなんじゃないでしょうかね。
欲を言えばさらに強欲な値引き価格を提示して、「これが通るなら決断しましょう。ダメならまたの機会でいい」くらいな感じで行ければ理想かと。

相手側に「多少のことは目をつぶっても売らなければならない」事情があることだって、けっして少なくないわけですから。



月給程度の価格の株式投資での高値掴みならまだ「いやー失敗した」だけで済ませられますが、35年ローンを組んで、人生賭けての高値掴みは本当に取り返しがつかないですからね。
株と同じく、世間に流されずにしっかり自分の頭で判断したいものです。





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