なでしこジャパン、2位通過に思う。

3月決算企業の第1四半期決算が続々と発表されています。

3月までの前期決算は、予想外というか違和感を覚えるほどの好調な内容でした。
一転して、今期はかなり厳しい内容になっています。

私の保有株も減益や通期予想の下方修正が続々と。
ヨーロッパか中国あたりでもう一嵐きたりすれば、今期の受取配当は前年比マイナスになってしまうかも・・・。

まぁその場合は株価も相当下がるでしょうし、全力買いで立ち向かうんですけどね。



さて、話は変わってオリンピック、なでしこの話題でも。

2位通過を狙った南アフリカ戦の戦いぶりが話題になっているようです。
メディアの論調としては、賛否両論というよりは、どちらかというと批判的な内容の方が多いかも?


個人的には「フェアプレーの精神が〜」っていう主張は、正論ではありますけど違和感も感じます。
「アマチュアの大会だから〜」ったって、今の時代、オリンピックが「アマチュア」なんてタテマエでしかない気もしますので。

結果によって左右される選手の今後の人生への影響度や、関連して動くマネーの規模などを考えれば、「アマチュアの大会だからフェアプレーが〜」なんて意見は現実を度外視したきれいごとに思えてしまいます。



ただ、私の意見は、といいますと、全く別の観点から佐々木監督の判断は支持できません。

種目は違えど、私も大学の部活で勝負の世界に所属していました。

その経験から言えば、この手の「計算」はあまりにリスクが高く、デメリットが多いんですよね。

優勝という目標に向かって、何カ月も前から調整を続け、体調・メンタルを整え、気持ちを高めてきた中で一回緩めることの怖さ、そこからもう一回しめなおすことの難しさ。
計算によって、より楽な相手を引くことができたことによる気持ちの弛緩。
そして「もしもこれで負けたら、それこそ悔やんでも悔やみきれない」という恐怖というか、ネガティヴな感情の芽生え。

もちろん、いくつものメリットがあるからこその計算なんでしょうし、世界王者である彼女たちを私などと同じレベルで論じるのはナンセンスなのかもしれませんが、私自身を振り返っても、周囲の例をみても、この手の計算が裏目に出た例は数えきれません。

何よりも、愚直に計算よりも全力を貫くこと、ってのはメンタル的に楽なんですよね。
裏目に出たとしても、これが自分のスタイルだから後悔しない」
と自分自身を納得させやすいですから。

時代遅れにも思えるような、根性論・精神論に聞こえてしまうかもしれませんけど、そんな前時代的なものにも一定の合理性はあるように思います。
少なくとも、勝負の世界におけるメンタリティの重要さ、はいくら強調しても強調しすぎることはありません。


ただのド素人の、杞憂に終わってくれればいいんですが・・・






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