チリも端株も積もれば。 投資家歴9年目に入りました。

バイ&ホールドで普段、株価はほとんど見ないんですが、月1回くらいは見るようにしよう、という意味も含めて毎月末には自分のポートフォリオを集計しています。

やや円高に振れたこともあり、3月は前月比でマイナスになっているかと思っていたんですが、意外にも0.9%のプラスでした。
GMOペパボと健康コーポ、マニー、味の素など、一部銘柄に引っ張られた印象です。


ボーナスは削られ残業代も出なくなり、ワープアリーマンとしての年収は下がる一方ですが、それでも資産総額は年収の11倍に到達しました。
数十万を投入して単位株を購入する資金力がなく、1万円端株買や数千円単位の投信積立・USドル積立で少しずつ着実に積み重ねてきましたが、ふと振り返ればけっこうな額になってますね。

まさにチリも積もれば、継続は力なり。

途中にリーマンショック民主党政権など、長期ビッグバーゲンセールに恵まれたこと、ソフトクリエイトやマニーなど主力銘柄が頑張ってくれたことなど、幸運を味方につけられたことも大きかったですが。


バフェットさんやリンチさんのような銘柄選択眼があるわけでもなく、資金力もない人間でも、高度な投資技術を駆使しなくても、ゆっくり時間をかければこの程度のことはできる、ってことはもっと多くの方に知ってほしいですよね。
株式投資はギャンブルだと思い込んで手を出さないまま、「生活が苦しい」だの「将来が不安」だのと嘆いている人たちを見ると本当に残念な気分になります。


改めて言うまでもないですが、長期の複利の威力は偉大です。

元本50万で毎月3万円の新規投資でも、利回り5%で30年継続すれば3千万近い数字になります。
夏冬ボーナスから10万ずつ追加すれば4千万円です。

毎月、あと1万円増やしたら、あるいは結婚前の「貯めどき」に頑張って5万とか7万を投入すれば。
あるいは投資以外に貯金もしっかりしておいて、リーマンショックみたいな暴落時にがっつり買い込めば。

30年後に1億円、って普通に可能な数字なはずなんですよね。


って話をすると、K産党支持者な友人とかから猛烈な反論が来るわけですが。
「そんなのうまく行ったら、の仮定の話でしかない」
「生活苦で毎月3万円なんて投資できる人ばかりではない」
とか。

でも株価下落のリスクは想定外の上振れリスクともワンセットですし、そもそも株価下落は新規購入分のバーゲンセールでもあります。
毎月3万なんて、コンビニバイトでも深夜勤務を3日余分に頑張れば稼げる金額でしかありません。


仕事でも人生でも、「できない理由」より「できること」に目を向ける思考を心がけていきたいものです。