ちょっと違うんですよねー。 たぶん。
昨夜の日経+10の特集は
「広がる日米の金利差 今後有望な投資先は」 でした。
ゲストで著名FPのFさんが出演、いくつか米国債絡みの投信を紹介しておられましたが。
えー、Fさんって確か日経で不動産・REIT絡みで卒倒しそうなレベルのトンデモ解説しておられた方だったような・・・(汗)
個人的には米国債を投信で買う意味が分かりません。
たかだか2%とか3%程度の利回りで手数料とられたらやってられないですよね。
(ま、世の中には日本債投信を購入する奇特な方も少なからずおられるわけですが)
米国債が投資対象としてどうか、ってそもそも論は置いといて、買うなら直接行くでしょ、って思います。
ちなみに私、数百万〜1千万超程度の投資資金を待機させてる方であれば、米国債は有力な投資対象になり得る、と密かに思っております。
前にも書いたかもしれませんが、狙うはゼロクーポン債。
それもできるだけ残存期間の長いもの。
今はまだ時期尚早感もありますので、この戦略をとるならとりあえず当面、新生銀行の2週間定期預金にでも放り込んでおいて。
アメリカの利上げがどのくらいまで上がるか、見極めるのは難しいですが、「そろそろ打ち止めかな・・・」という感じが出始めた辺りで数段階に分けて資金を投入していく感じ。
何を狙ってるか分かります?
リーマンショックを経験した方ならピンと来た方も少なくないかもしれませんね。
リーマンショックから10年、そろそろ似たような規模の危機・ショックが発生してもおかしくない時期にさしかかりつつあります。
もしもそんなのが発生した場合、何が起こるでしょうか。
当然、FRBは一気に金利を0%近辺まで引き下げ、経済に刺激を与えようとします。
金利低下=債券価格上昇。
購入した米ゼロクーポン債は一気に値上がりします。
この戦略、株と違ってほぼほぼ天井圏できっちり利確できるのがうれしいポイント。
金利0%からー5%、−10%とどんどん下がっていく・・・なんてことにはなかなかならないでしょうしね。
そして全て利確して多額のキャッシュが手元に発生し、「さぁこの資金をどうしようか」となった時。
目の前に広がるのは焼け野原となった株式市場。
超優良株もゴミ株も、とにかく株と名のつくものは全てまとめて叩き売られる大バーゲンセール状態です。
株を利確した場合、次に買う株もみんな割高になっている・・・なんてのはよくある光景ですが、この場合、利確して次に買いたいタイミングでバーゲンセールが出迎えてくれるうれしい展開。
あとは何も頭使う必要はありません。
コカコーラにJ&J、P&Gにエクソンモービル。
日本株ならトヨタにキヤノンにブリヂストン、ダイキン工業、あと何だ?
何も考えずにただただ超優良株を狂ったように買い漁ればいいんです。
あとは配当金を受け取りながら、その配当金や給与収入をさらに追加投入し続けながら、次なるアベノミクスの到来を5年でも10年でものんびり待ち続けるのみ。
恐ろしく単純明快な作戦ですが、個人的にはこれって相当負けにくい、きわめて再現性の高い戦略だと思っています。
今の高値圏でなかなか有望な銘柄が見つからない、とお悩みの皆さん。
ちょっと目線を変えて、こんなやり方はいかがでしょうか?