自宅投資はあり? なし?

某著名ブログで自宅投資についてのコラムを拝見しました。

金持ち父さん貧乏父さんでも「自宅は資産ではなく負債」なんて書いてありましたし、このコラムも自宅投資には否定的な見解でした。


でも、個人的にはちょっと違うんじゃないかと思っています。




私は自宅投資、は投資としては大いにありだと思っています。



自宅投資も立派な不動産投資の一種。
不動産投資というものが「あり」なら当然、自宅投資だって「あり」なはずです。




だって、普通に考えてそうじゃないですか。



自宅投資は通常の収益物件投資と違い、住宅ローンが使えます。

通常の収益物件用のローンよりも、はるかに緩い審査基準で、しかも金利・年数などはるかに有利な条件で。


他人に貸すか、自分自身に貸すか、の違いだけですので、むしろ自分自身に貸すことによって、退去・空室リスクや滞納リスク、悪質クレームリスクやその他トラブルも回避できます。

通常の不動産投資よりも、はるかに有利な投資となるはずなんです。





じゃぁなんで自宅投資に否定的な見解が横行してしまうのか。






実はめちゃくちゃ簡単な話です。




投資としての観点を欠いた、カモネギ一直線な自宅投資の話が「自宅投資」として扱われてしまっているからです。



仮にも「投資」と名がつくからには、投資と呼ぶに値する、有利な価格水準で買わなければ意味がありません。
仲介業者の利益に建築業者の利益もたっぷりと上乗せされたクソ高値で買って、「自宅投資は投資として成立しない!!」とか、そんなムチャな・・・って話ですよね。



株でも為替でも、クソ高値で買ったら投資として成立しないのは同じです。


なんで自宅投資だけ、そんなわけのわからない基準で語られなきゃいけないんでしょうか。




例えば築古戸建てを建物タダの土地値で購入。
例えば築30年を過ぎて値下がりの落ち着いてきたマンションを購入。

修繕にいくらくらいかかるのか、しっかり見極めて。
10年後、20年後に売却したらいくらで売れるのか、賃貸に出したら家賃はいくらとれるのか、もしっかり考慮して。

その上での投資であれば、自宅投資は非常に魅力ある投資です。




よく「持ち家か賃貸か」なんて無意味な論争がありますが。


その論争、「持ち家」がなんで「新築」限定になってんのよ、っていつも思ってます。

業者の利益上乗せタップタプの、クソ高値購入と賃貸を比べたら、そりゃぁ賃貸一択に決まってるでしょうよ。
ていうか、その前提でも「持ち家有利」とか言ってる皆さんの脳みそ一体何でできてんのよ、とか。





株でも不動産でも基本は同じです。

まず何よりも安値で購入しなければ始まらない。
そこのところをすっ飛ばした議論なんて、何の意味もありませんよね。









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