いまさらですが。

NHKで放映された、奨学金が返せないで自己破産する人たちのお話。


奨学金の助けを借りて大学は出たものの、正社員での就職ができず、低賃金の非正規で返済に行き詰まり、滞納、そして最悪の場合、自己破産へ。

番組では「給付型の奨学金をもっと充実させるべき」的な話の展開で、なんかおねぇっぽい評論家(?)さんがその展開に沿った主張を述べておられましたが・・・



NHKはこの手の報道姿勢が目立ちますが、個人的には全く共感を覚えません。


まず、給付型は言うまでもありませんが、通常の奨学金と比べて多額の財源が必要になります。
そして日本の財政状態では出せる財源には限りがあります。

その点、返済型であれば、薄く広く、より多くの若者にチャンスを与えることができます。
今の日本で、メインとなるべきはどう考えてもこちらです。


そしてもう一つ、返済に行き詰まる人たちについての疑問。
それは本当に奨学金制度の問題なんでしょうか?

大学を卒業しても正社員での就職ができない人が少なくない、とのことですが、非正規だと奨学金が返済できない、って、とんでもなく論理が飛躍してません?


バイト料高騰の伝えられる昨今、自給1000円程度のバイトは掃いて捨てるほどあります。
都内だと1200円とか1300円もざらだとか。
深夜バイトならさらに割増料金になるわけで。

バイトでも手取り20万くらいは簡単に稼げるんじゃないでしょうか?
(ちなみに私は飲食店バイトで手取り20万くらいです)

ちょっとバイトを掛け持ちして労働時間を増やすなりすれば25万くらい余裕ですし、奨学金返済て月に2〜3万とかのレベルですよね?
返済に行き詰まる意味がわかりません。


ちなみにNHKで紹介されてた事例だと非正規で月収14万強、家計の内訳見ると家賃が6万の食費が月4万。

・・・・えっと、それって奨学金制度の問題ですか?
単に個人の知能レベルの問題ではないかと(汗)


そんな月収の仕事、とっとと辞めちゃえば? とも思いますし、その収入でその家賃、さらにその創意工夫や努力のかけらも感じさせない食費他の家計。


うーん。
何だろう。
何ていうか。

絶望的レベルのバカ?



奨学金制度より、教育プログラムを根本的に考え直した方がいいんじゃないでしょうか?